Courier-imapの素人研究

OSをLeopardに入れ替えたので,ThunderbirdからMailが使えるかなとちょっと切り替えて,少し設定を変えたりしてたりしてたら,トラブル発生.自宅の玄箱Linuxサーバで動かしているcourier-imapのプロセスが止まらないという状況に陥る.設定を変えたときに数十万オーダーのたまりにたまったSPAMメールを削除するようにしてしまったのが原因でした.
しかし,それがわかってもcourier-imapのプロセスはクライアントでアクセスしたとたん,止まらなくなるので,やむなくMaildirの中身を直接いじって,この蓄積したメールを消すはめに.しかし,このあたり,インターネットで検索しても見つかるのはインストール記事ばかり.和文では,ほとんど資料が出てこないのでございました.英文ではこちら→http://www.courier-mta.org/maildir.html
結局..

Maildirの構造(メモ)
  • Maildir以下がINBOXに対応しており,cur/,tmp/,new/,fromがある.
    • new/には最新のメールが入る.
    • cur/には見たメールが入る.
      • 末尾がSTになっているファイルはどこかに移動済みのメールを表す.
    • tmp/にはフォルダに移動中のメールなどが入る.cur/やnew/とはファイル名のパターンが異なっている?.
    • fromには受け取ったメールの情報がキャッシュされている(いつ消えるんだろ).
      • fromはMaildir直下以外には存在しない.
  • courier-imapの場合には,それ以外にcourierimaphieracl/,courierimapkeywords/,courierimapsubscribed,courierimapuiddbなどがある(たぶん,courier-imapのみの仕様).
    • courierimaphieracl/には,配下の階層を示すファイルが入っている.ファイルの中身はowner aceilrstwxとか.たぶん,権限を示す文字列でしょう.
    • courierimapkeywords/ →不明.
      • :listにメールのファイル名等が記載されている.迷惑メール等のマークに対応している模様.
    • courierimapsubscribed →購読されているメールフォルダのリスト.
    • courierimapuiddb →受信したメールの連番とファイル名のリスト.
  • Maildir直下にメールフォルダに対応するディレクトリがある."."が先頭についている.
    • 中身はMaildir直下と同じようにcur/,tmp/,new/,from/及び,courierimaphieracl/,courierimapkeywords/,courierimapsubscribed,courierimapuiddbなど.

ということがだいたいわかり,.Trashの中身を移動し,たまりにたまったSPAMメールの削除成功.Thunderbirdも快適に動作してます.
でも,最初は,権限が違ってた(otherやgroupにrやxがついていた)せいか,ゴミ箱に入れたメールが入れたとたん,消えてなくなる(tmp/にはいってそのまま)というトラブルに悩まされていました.
で,今は治ってはいるのですが,.Trash/tmp/にメールがたまりっぱなし.
いったい,どうすればいいのでしょうね.まあ,SPAMだからほおっておくか..