ClozureCL 1.2をテスト

MacintoshCommonLISPは,完全にGNU劣化ライセンスでフリー化(MCL 5.2Final)されてしまったのだが,IntelMacではやはり起動しない.
そこで,ClozureCL 1.2をテストしてみた.

ダウンロード

Subversionでチェックアウト

 $ svn co http://svn.clozure.com/publicsvn/openmcl/release/1.2/darwinx8664/ccl

とやるか,
ftp://ftp.clozure.com/pub/release/1.2/からダウンロードする.

起動

cclフォルダに入って起動するだけ.

 $ ./dx86cl64
Welcome to Clozure Common Lisp Version 1.2-r10552  (DarwinX8664)!
? 

あとは,EmacsからSLIMEでどうぞ.....で終わりではなく,ClozureCLの素晴らしいところは,いわゆるTerminalでのみ動くだけではなく,ClozureCLでは過去のMCLと同様,MacOSXのアプリとして実行するようにもできるようになっているところ.但し,まだまだアルファ版でたまに反応がなくなったりしますが.
で,そうしたい場合には,

ClozureCL.appを生成

Welcome to Clozure Common Lisp Version 1.2-r10552  (DarwinX8664)!
? (require :cocoa-application)
・・・・・・・・・メッセージがいっぱい出てきて,ClozureCL.appが保存されて,終了する.

これで,エディタ(Hemlock)も付いているMCLのような環境で開発できます.

OpenGLも動く!

OpenGLを利用したexampleも用意されています.

Welcome to Clozure Common Lisp Version 1.2-r10552  (DarwinX8664)!
? (load "ccl:examples;rubix;loader.lisp")
#P"/Volumes/Spock/ccl/examples/rubix/loader.lisp"
? (run-rubix-demo)
#<RUBIX-WINDOW <RubixWindow: 0x16e76b40> (#x16E76B40)>
?

で,OpenGLのデモを見ることができます.